米消費者製品安全委員会(CPSC)は、電子商取引大手Amazon Inc.(NASDAQ:AMZN)が自社プラットフォームで販売していた40万点以上の危険な製品のリコールに関して責任を追及した。
出来事火曜日、CPSCはAmazonに対して「欠陥品または安全でない製品の『流通業者』」というカテゴリーを与える決定と命令を出した。
同社は法的には、不良な一酸化炭素検出器、絶縁保護のないヘアドライヤー、連邦の引火性基準に違反する子供用寝巻きなど、40万点以上の商品のリコールを行う義務がある。
「この製品(Amazon.comにリストアップされ、Amazonの提供プログラムを利用して第三者によって販売された)は、消費者製品安全法(CPSA)において『実質的な製品の危険を有する』という判断を委員会は下しました」と委員会のプレスリリースには記されている。
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CPSCによると、Amazonはこういった危険な製品について大衆に十分な情報を提供しておらず、またこれらを返品または破棄するよう顧客に十分な対策を取らなかったという。
この決定と命令は、流通している製品が実質的な危険をもたらすという告発を裏付ける3年にわたる行政上の苦情に続くものだ。
Amazonは自分たちは流通業者として行動しておらず、したがって公共の保護行為に対する責任を持たないとして反論した。同社は、初回購入者に対して「潜在的な」安全上の問題について通知を送信し、クレジットを提供するという対策が危険を解消するのに十分だと主張している。
しかし、委員会と行政法判事の両者はAmazonの主張に異議を唱え、小売業者の行動が「大衆を守るには不十分」であると結論付けた。
CPSCによると、Amazonは今後、このような危険な製品について人々に通知し、それらの製品が流通から外れるよう、その返品または破棄を促進する提案を提出する必要がある。 Amazonは、委員会の決定に失望しており、裁判所にて上訴する予定だという。
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なぜ重要なのかAmazonは今週木曜日に、第2四半期決算を報告する準備を進めている。アナリストは、売上高とクラウドサービスの大幅な成長を予測している。
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